ラントロニクス (Lantronix)、エッジAIコンピューティングのニーズに応える新製品「Open-Q 8550CSシステムオンモジュール」を発表
実稼働対応のSOMにより、革新的な産業用エッジAIデバイスの開発が簡素化され、市場投入までの時間を短縮
カリフォルニア州アーヴァイン発, March 28, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- エッジAIインテリジェンスを可能にするIoTソリューション向けのコンピューティングおよびコネクティビティのグローバルリーダーである(NASDAQ: LTRX) は本日、新しい システムオンモジュール (SOM) を発表した。 Qualcomm Dragonwing™ QCS8550プロセッサを搭載したこの実稼働対応のモジュールは、低消費電力のオンデバイス人工知能 (AI) および機械学習 (ML) 機能を実現し、設計を簡素化するとともに、革新的なエッジ製品をより迅速に市場に投入することを可能にする。
LantronixのOpen-Q 8550は、ビデオコラボレーション、ビデオトランスコーディング、カメラアプリケーション、エッジAIゲートウェイとの統合といった高度なビデオ・AIアプリケーションを含む、極限のエッジコンピューティングの高度なAI/ML要件を満たすように独自に設計されている。 ラントロニクスのすべての組み込み型コンピューティング技術と同様に、このプラットフォームは、ハードウェア、ソフトウェア、デバイス管理、サービスで構成される独自の完全なソリューションを提供し、顧客がより早く市場に参入することを可能にする。 スマートウェアハウジング、製造、輸送、ロジスティクス、小売など、さまざまな業界向けのドローン、コントローラー、ロボット、産業用ハンドヘルドデバイスなど、産業用エッジAI製品の開発に理想的なプラットフォームになる。
クアルコム・テクノロジーズ (Qualcomm Technologies Inc.) のIoTソリューション製品管理担当副社長であるスリ・マドゥーラ (Suri Maddhula) は次のように述べている。「クアルコム・テクノロジーズとラントロニクスとの15年にわたる戦略的提携は、IoT、エッジAI、AI/ML技術の成功を高め、最先端アプリケーションの開発を推進する統合型コラボレーションソリューションを提供するという、両社の共通の目標を支えています」。
また、ラントロニクスの最高戦略責任者であるマティ・グルサミー (Mathi Gurusamy) は次のように述べている。「クアルコム・テクノロジーズの支援により、ラントロニクスはエッジにおけるシームレスなAIイノベーションを推進し、開発者が組み込み型コンピューティングとIoTを活用して、最先端の産業用ソリューションを実現できるようサポートしています。 私たちは共に、不可能を可能に変えていくのです」。
エッジコンピューティングのAI/ML要件を満たす 高性能なOpen-Q 8550CS SOM
Open-Q 8550CS SOMは、エッジデバイス、エッジサーバー、エッジAIボックスなどの極限のエッジコンピューティングにおけるより高度なAI/ML要件をサポートする、高性能なオンデバイスAIエンジンを搭載している。
主な機能は以下のとおり。
- 4nmプロセスによる低消費電力
- Kryo オクタコアCPU最大3.2GHz、Adreno A740 GPU
- デュアル eNPU で 48 INT8、12 FP16 TOPs を実現
- トラステッド マネジメント エンジン、ハイパーバイザー、セキュア プロセッシング ユニット、DDR暗号化などのセキュリティ機能搭載
- Wi-Fi 7 MU-MIMOによる最大5.8Gbpsのエンタープライズレベルの接続性
- コンピューティング処理、カメラ、AI、セキュリティ、オーディオのすべてにおいて、最高クラスのパフォーマンスを発揮。
- 最大8GB LPDDR5 RAM + 128GB UFSフラッシュ
- Android™ 13およびLinux Yocto Kirkstone
- 専用コンピュータビジョンエンジン
- 複数のMIPIカメラとディスプレイポート
- 複数の高速接続オプション
- クアルコム センシング ハブ3.0をサポート
利点として、次の機能が含まれる。
- 8コアのコンピューティング能力と48 AI TOPSのテンサーパフォーマンスにより、ビデオ会議の会議体験、自動誘導車両の経路設定、スマートカメラの画質、エッジAIボックスの拡張性を向上。
- 強力なAdreno 740 GPUで、レイトレーシング、Open GL ES、Vulkan、Open CLプロファイル、4K240/8K60ビデオデコード、4K120/8K30エンコーディングをサポートし、複雑な3Dレンダリングやコンピュータービジョンタスクを実行。
- 高速の2.5Gおよび10Gイーサネットポートを活用して、エッジAIボックスを接続。
Open-Q 8550 開発キットで開発をスピードアップし、市場投入までの時間を短縮
Open-Q 8550CS SOMの評価に理想的な導入となるラントロニクスのは、常時オンのオーディオ、センサー、コンテクストデータストリーム、常時オンのカメラをサポートする専用DSPとAIアクセラレータを搭載した低電力AIサブシステムなど、SOMの主要機能の評価を容易にするように設計されている。
このキットは、C-PHYおよびD-PHY MIPI CSIおよびGMSLカメラ、デュアルMIPI DSI、DisplayPort、オーディオ、センサー、GNSS、ギガビットイーサネットなど、さまざまな機能の評価をサポートする。 ラントロニクスのOpen-Q™ 8550CS SOM、利用可能なすべてのI/Oを露出するオープンフレームキャリアボード、および製品開発を迅速化するアクセサリー一式が付属している。
TAAおよびNDAAに準拠したソリューション
ラントロニクスのOpen-Q開発ソリューションは、TAAおよびNDAAに準拠しており、厳格な部品表と徹底した品質管理により、少なくとも10年の長寿命を保証する。 ラントロニクスは20年以上にわたる専門知識を背景に、1,200件以上のハードウェアおよびソフトウェアプロジェクトを成功裏に納入し、信頼性と革新性の基準を確立してきた。
ラントロニクス エンジニアリングサービス
は、Open-Qプラットフォームおよび開発キット向けのターンキー方式の製品開発サポートを提供している。 1,500以上の製品開発に携わってきた比類なきエンジニアリングの専門知識に裏打ちされた当社の開発チームは、カメラ開発とチューニング、音声コントロール、機械学習、機械設計およびRF設計、熱および電力の最適化を専門としている。 費用対効果の高いソリューションにより、開発者の市場投入までの期間を短縮し、革新性と効率性の両立を実現する。
ラントロニクスについて
ラントロニクスは、スマートシティ、エンタープライズ、輸送分野などの高成長市場をターゲットとするコンピューティングおよびコネクティビティIoTソリューションのグローバルリーダーである。 ラントロニクスの製品およびサービスは、AIエッジインテリジェンスを可能にするカスタマイズ可能なソリューションを提供することで、企業が成長するIoT市場で成功を収められるように支援するものである。 ラントロニクスの高度なソリューションには、インテリジェント変電所インフラストラクチャ、インフォテインメントシステム、ビデオ監視が含まれ、クラウドおよびエッジコンピューティング向けの高度なアウトオブバンド管理 (OOB) が補完されている。
詳しくは、を参照。
ラントロニクス 報道担当者向け問い合わせ先:
ゲイル・キャスリン・ミラー (Gail Kathryn Miller)
コーポレートマーケティング & コミュニケーションマネージャー
(Corporate Marketing & Communications Manager)
ラントロニクス アナリストおよび投資家向け問い合わせ先:
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クアルコムブランド製品は、クアルコム・テクノロジーズおよび/またはその子会社の製品である。 Qualcomm、Kryo、Adreno、Qualcomm Dragonwingは、クアルコム・インコーポレーテッド(Qualcomm Incorporated)の商標または登録商標である。
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